本プラットフォームについて

分子・物質合成プラットフォーム

我が国のナノテクノロジー関連化学・材料分野は他分野に比べて高い水準を有しており、これを維持向上させることが、我が国の科学技術とこれを基盤とした産業の発展に不可欠です。現状の経済情勢や震災復興の必要性に鑑みれば、各研究者が高価な設備を購入することなく最先端機器を活用し、次世代を担う素材の開発研究が行える、全国規模の共用設備ネットワークの構築が必要です。

本プラットフォームは、ナノテクノロジー分子・物質合成に要求される先端機器群を供給し、産官学の研究者を問わず、また、設備利用に留まらず、合成に関するノウハウの提供、データの解析等も含めた総合的な支援を実施します。また、10年にわたって最先端研究ニーズに応えるため、成果公開型支援の利用料だけでなく、成果非公開型支援による収入を獲得し、そして、利用者の成果が新しい利用者を呼び、全国から多くの先端研究者が自ずから集う先端ナノテク分子・物質合成拠点を形成し、支援者と利用者双方の若手を育成できる環境を構築します。

分子・物質合成プラットフォームの構成

プラットフォームは、北海道から九州に分布する、学校法人千歳科学技術大学、国立大学法人東北大学、国立研究開発法人物質・材料研究機構、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学、国立大学法人信州大学、国立大学法人名古屋大学、国立大学法人名古屋工業大学、大学共同利用機関法人自然科学研究機構、国立大学法人大阪大学、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学、および国立大学法人九州大学の11機関から成り、各実施機関は近隣の大学・公的機関・民間企業の共用を支援し、また、それぞれが特徴を活かして他機関では実施できない先端支援を全国規模で展開していきます。

さらに、プラットフォーム内の複数の機関や他のプラットフォームとの協力、あるいは国内の大型先端研究施設との連携等も含めて、 単なるひとつの設備利用ではない融合的な支援を推進します。

支援可能分野

環境・エネルギー

燃料電池や太陽電池の開発、有害物質の除去ナオの分野で技術が応用されています。

電子・情報

次世代の高性能な半導体、光デバイス、ディスプレイの開発に期待がかかる。

医療・バイオ

創薬技術の進展、再生医療のほか、DNAの解析などでナノテクノロジーが活躍する。

化粧品・食品・衣料

肌への浸透性の高い化粧品や栄養吸収の効率を上げた食品、高機能な衣料が実現する。

加工・成型

精密機器の製造に欠かせないナノスケールレベルの加工や成型が可能になる。

計測・測定

電子顕微鏡やX線回析装置、核磁気共鳴装置などの計測・測定装置の高度化が進む。

精密機器・部品

精密機器・部品の性能向上が図られ、さまざまな製品の小型化・省電力化につながる。

繊維・紙

カーボンファイバーなどの繊維、抗菌機能を高めた紙などが誕生している。

印刷・塗料

ナノ粒子を使った高精細な印刷技術、汚れなどに強い塗料が実用化されている。

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