課題番号                ：S-20-NM-0056

利用形態                ：技術補助

利用課題名（日本語）    ：エストロゲン欠乏誘導性の骨格筋萎縮における骨格筋幹細胞の役割

Program Title (English) ：Role of skeletal muscle stem cells in estrogen deficiency-induced skeletal muscle atrophy

利用者名（日本語）      ：菅澤威仁

Username (English)     ：Takehito Sugasawa

所属名（日本語）        ：筑波大学

Affiliation (English)  ：University of Tsukuba

１．概要（Summary ）

本研究ではエストロゲン欠乏性筋委縮の分子メカニズムを探索する事を目的とした。

２．実験（Experimental）

エストロゲン欠乏マウスモデルの筋組織からタンパクを抽出し、プロテオミクス解析に供するための前処理を行った。前処理法はiTRAQ法を適応した。その後、LC-MS/MS装置（ELEMENT XR）でエストロゲン欠乏により変動するタンパクを網羅的に解析した。

３．結果と考察（Results and Discussion）

結果では、200個以上のタンパク質が同定さて、幾つかの有意な変動を示すタンパクも同定出来た。またLC-MS/MS装置のクロマトグラムなどの基礎データから、測定自体は非常に上手くいっている事が推察できた。現在同定タンパク質の相互作用や、生理学的意義をデータベースと照合しながら解析中である。

４．その他・特記事項（Others）

NIMS分子・物質合成プラットフォームの服部晋也氏、竹村太郎氏、吉田真樹氏、高橋みどり氏の支援を受けた。

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）

なし。

６．関連特許（Patent）

なし。