利用報告書

コラーゲン線維の観察
瀬川 亮、西山 泰孝
日本ハム株式会社

課題番号 :S-16-NM-0069
利用形態 :技術補助
利用課題名(日本語) :コラーゲン線維の観察
Program Title (English) :
利用者名(日本語) :瀬川 亮、西山 泰孝
Username (English) :
所属名(日本語) :日本ハム株式会社
Affiliation (English) :

1.概要(Summary)
プラスチックシャーレ上にコラーゲンの薄膜を形成し、その表面を電子顕微鏡で観察を行う事で、コラーゲンの線維状態を観察する。

2.実験(Experimental)
【利用した主な装置】
 低真空SEM(Hitachi Miniscope TM3000)
 ナノサーチ顕微鏡(オリンパス・OLS3500)

【実験方法】
低真空SEMを用いて低倍率の観察を行い塩が析出していない事を確認した上で、ナノサーチ顕微鏡(AFM)によりコラーゲン線維の観察を行う。

3.結果と考察 (Results and Discussion)
 低真空SEMで観察を行ったところ、塩の析出は確認されなかった。そのため、ナノサーチ顕微鏡で測定可能であると判断した。代表的な画像をFig1に示す。

 ナノサーチ顕微鏡で測定を行ったところ、プラチックシャーレ上にコラーゲン線維が形成されている事を確認した。

 複数のカンチレバーの検討行った結果、AC-240-TSを用いた時に最も鮮明な画像が得られた。代表的な画像をFig2に示す。

Fig1.低真空SEMの観察像

Fig2.ナノサーチ顕微鏡の観察画像

4.その他・特記事項(Others)
NIMS分子・物質合成プラットフォームの担当者による技術相談及び装置トレーニングを受けた上で、顕微鏡観察を行った。

5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし

6.関連特許(Patent)
なし

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