利用報告書
課題番号 :S-19-NM-0044
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) : リン脂質誘導体の安定化検討および構造解析
Program Title (English) :Stabilization study and structural analysis of phospholipid derivatives
利用者名(日本語) :小林 克利
Username (English) :K. Kobayashi
所属名(日本語) :SANSHO株式会社
Affiliation (English) :SANSHO, Co., Ltd.
1.概要(Summary)
室温にて溶液では不安定なリン脂質誘導体について、添加剤を含む凍結乾燥製剤を試作し、その安定性を検討した。また、リン脂質誘導体の分解物について、1H NMRおよびLC-MSでの構造解析を行なった。
2.実験(Experimental)
【利用した主な装置】
LC-MS/MS(LXQ)
NMR
凍結乾燥機
【実験方法】
凍結乾燥機(FDU-2110)を使用して、リン脂質誘導体を含む凍結乾燥製剤を試作し、その安定性について検討を実施した。その安定性の評価のため、LC-MS/MS(LXQ)による分解物の分子量測定を実施した。
3.結果と考察(Results and Discussion)
LC-MS/MS測定結果をFig.1に示す。
Fig.1 LC-MS/MS測定結果
Fig.1 に示した通り、HPLCの保持時間約16分にリン脂質誘導体に由来する分子量830.97Daのピークを確認したが(Fig.2)、分解物と考えられる保持時間約5~10分の成分については、存在量が少なく、MSスペクトルを得ることができなかった。
Fig. 2 保持時間15.94 min のMSスペクトラム
また、別途分解物と考えられる成分について、1H NMRによる構造解析を試みたが、構造の同定には至らなかった。
Fig. 3 分解物の1H NMRスペクトル
4.その他・特記事項(Others)
LC-MS/MS装置での測定にあたり、NIMS分子・物質合成PF服部晋也氏の技術指導を受け、測定を実施した。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。







