利用報告書

化合物半導体材料における半導体-絶縁膜界面の解析
竹内克彦
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社

課題番号 :S-18-JI-0014
利用形態 :技術代行
利用課題名(日本語) :化合物半導体材料における半導体-絶縁膜界面の解析
Program Title (English) :Analysis of interface state between compound semiconductor and insulator
利用者名(日本語) :竹内克彦
Username (English) :K. Takeuchi
所属名(日本語) :ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
Affiliation (English) :Sony Semiconductor Solutions Corporation

1.概要(Summary )
化合物半導体材料には、様々な優れた物性を有するものがあるため、高周波・高速デバイス、光デバイス、パワーデバイスなど、多岐にわたるデバイス応用が期待される。
このような化合物半導体のデバイス応用においては、絶縁膜を適切に利用する技術が極めて重要であるが、絶縁膜の物性制御、半導体-絶縁体界面制御には課題が多い。今回、化合物半導体上に原子層堆積(ALD)で形成した薄膜について、半導体および絶縁膜に関する評価と解析を行った。

2.実験(Experimental)
【利用した主な装置】
・高分解能透過型電子顕微鏡
・集束イオンビーム加工装置

3.結果と考察(Results and Discussion)

化合物半導体上に酸化膜を形成した構造について、走査透過型電子顕微鏡(TEM)による解析を行い、Epi装置間での結晶状態の違いを確認した。

・半導体-絶縁膜界面の平坦性が、Epi装置によって異なる事を確認

(A)

(B)

図1. TEM解析結果

4.その他・特記事項(Others)
今回の測定において、鈴木寿一先生および東嶺孝一氏に大変お世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。

5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。

6.関連特許(Patent)
なし。

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