利用報告書
課題番号 :S-20-NU-0023
利用形態 :技術代行
利用課題名(日本語) :天然由来高分子を用いた化成品の合成と特性評価
Program Title (English) :Synthesis and Properties of Natural Polymer-based Chemicals
利用者名(日本語) :小山靖人
Username (English) :Y. Koyama
所属名(日本語) :富山県立大学 工学部医薬品工学科
Affiliation (English) :Department of Pharmaceutical Engineering, Toyama Prefectural University
1.概要(Summary )
化学処理した天然高分子について、化成品としての利用を検討している。最近、そのポリマーサンプルがバッチによっては熱分解時に臭気を発生することが明らかとなったため、臭気の原因となるようなポリマーの部分構造を解明し、またその臭気を除去するような精製方法について検討している。
そこで今回、ポリマー中に含まれる硫黄の含量を定量することや、化学精製が純度に及ぼす効果を確認すること目的として、技術代行により元素分析を実施したので結果を述べる。
2.実験(Experimental)
異なる精製処理をした8点のサンプルと未精製品1点の計9点について、それぞれ50 mg程度のサンプルを送付し、全自動元素分析装置(CHNS/O Elemental Analyzer, 2400 II CHNS/O, Perkin Elmer製, 測定方式:静的燃焼、フロンタルクロマトグラフィー、TCD検出)にて4元素(CHNS)の同時元素分析を実施していただいた。
3.結果と考察(Results and Discussion)
1回の元素分析測定には1.5 mg~3.5 mgのサンプルを使用した。全てのサンプルにおいて、3回の測定を実施し、測定データの再現性やばらつきを確認した。なお、データから標準偏差を求め、3シグマ法により解析した。
精製処理前のサンプルと処理後のサンプルの元素分析データを比較した結果、硫黄含有量やCHNの組成比は精製処理方法に大きく依存していることが明らかとなった。なお、硫黄の検出限界は0.3%程度であるが、精製処理前後における硫黄含有量の違いは有意差として確認できた。
今後の研究においても、本装置の活用が極めて有効であることが分かった。
4.その他・特記事項(Others)
謝辞:本測定は名古屋大学分子・物質合成プラットフォームの坂口佳充先生、林育生氏にご担当いただきました。この場を借りて、深く感謝申し上げます。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
特になし。
6.関連特許(Patent)
特になし。







