利用報告書

実用ゴム材料の構造解析
丸山 隆之
株式会社ブリヂストン

課題番号(Number of project) :S-16-NM-0020
利用形態(Type of user support) :機器利用
利用課題名(日本語) : 実用ゴム材料の構造解析
Program title (English) : Structural analyses of practical rubber materials
利用者名(日本語) : 丸山 隆之
Username (English) : Takayuki Maruyama
所属名(日本語) : 株式会社ブリヂストン
Affiliation (English) : BRIDGESTONE Co.
検索キーワード : ゴム、電子顕微鏡、ナノサーチ顕微鏡

1.概要(Summary)
一般消費材や生産材用途として各種の実用に供されているゴム材料・部材中で、意図的に配合された各種の素原料・充填材料・薬品類など、および偶発的に異物として混入した主に粒子形状の不純物などにつき、その分布や形態を把握し、ゴム物性や性能への影響調査を試みる。

2.実験(Experimental)
物性や性能の異なる各種実用ゴム材料からクライオスタット等により表面平坦な試料を加工作製し、その面内に含まれる主に粒子形状の組織、ドメインや異物について、その形態や分布、組成詳細などを卓上電子顕微鏡やナノサーチ顕微鏡により観察・分析した。
利用装置:
・クライオスタット
・卓上電子顕微鏡
・ナノサーチ顕微鏡

3.結果と考察(Results and discussion)
クライオスタットによる加工の前処理として生体組織観察用の試料作製で一般的な手法をゴム試料に応用することにより、観察対象のゴム試料片についても目的とする観察・評価用に十分良好な平坦面が作製できることを確認し、その後の観察面の加工作製に随時適用した。同作製面内を詳細に観察・評価した結果、素原料の配合内容や製造条件の異なるそれぞれのゴム材料に特徴的な組織、ドメインや異物の存在が明らかになり、その形態や分布、組成などを詳細に観察、把握できた。こうした各ゴム材料に特徴的な組織形態や異物量などとゴム物性や性能との相関を調べた結果、特に影響の大きい組織や異物の存在が強く示唆されたことから、他の評価手法も併用しつつ引き続き詳細な観察・評価および性能等との相関性調査を進めたい。

4.その他・特記事項(Others)
支援者:箕輪貴司様、竹村太郎様、服部晋也様、李潔様
装置の使用説明、材料の前処理法について支援を受けた。

本研究の一部は、文部科学省委託事業ナノテクノロジープラットフォーム課題として物質・材料研究機構分子・物質合成プラットフォームの支援を受けて実施されました。

5.論文・学会発表(Publications)
なし。

6.関連特許(Patents)
なし。

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