課題番号 ：S-18-NM-0059
利用形態 ：機器利用
利用課題名（日本語） ：小麦タンパク質のMSによる一次構造の決定
Program Title (English) ： Determination of primary structure of wheat originated protein by MS
利用者名（日本語） ：菅原 紘貴1), 椎葉　究1)
Username (English) ：K. Sugawara1), K. Shiiba2)
所属名（日本語） ：1) 東京電機大学大学院理工学研究科
Affiliation (English) ：1) School of Science and Engineering、Tokyo　Denki　University

１．概要（Summary）
小麦由来のターゲットタンパク質の一次構造をMSにより決定する
２．実験（Experimental）
【利用した主な装置】
・質量分析装置：LC/MS/MS（Q-exactive）

【実験方法】
大学で精製した小麦粉由来のタンパク質をトリプシン処理後、上記LC/MS/MS装置で分析しタンパク質の一次構造解析を行った。

３．結果と考察（Results and Discussion）
成分の分析結果を下図に示す。

まとめ
ターゲットとしたタンパク質のうちマスコットスコアーが100以上の類似性が高いタンパク質が特定された。
ただ、サンプルが5点あったが、マスコットスコアー100以上のものは、この1点だけであった。
このタンパク質は、グルテニン構造形成に重要な酵素タンパク質であるが、なぜ、このタンパク質が特定されたのか新たな疑問が残った。
今後、このサンプルデータの再現性を含め、他のタンパク質の精製どのアップと構造の決定を行いたい。

４．その他・特記事項（Others）
NIMS服部晋也氏に装置の使用トレーニングを受けた。

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）
該当なし

６．関連特許（Patent）
該当なし