課題番号 ：S-20-OS-0033
利用形態 ：機器利用
利用課題名（日本語） ：微細加工技術の援用による固体高分子形燃料電池電極に関する研究
Program Title (English) ：Study on electrodes of polymer electrolyte fuel cells aided by microfabrication
利用者名（日本語） ：津島将司，鈴木崇弘，清水祐樹，筒井史朗，大西孝和，吉川朋宏，小林亮太，藤田伸悟
Username (English) ：S. Tsushima, T. Suzuki, Y. Shimizu, F. Tsutsui, Y. Onishi, T. Yoshikawa, R. Kobayashi, S. Fujita
所属名（日本語） ：大阪大学大学院，工学研究科，機械工学専攻
Affiliation (English) ：Dep. Mechanical Engineering, Grad. School of Engineering, Osaka University

１．概要（Summary ）
本課題では，固体高分子形燃料電池に用いる多孔質電極の作製過程とナノ・マイクロスケールの多孔質構造の関係を明らかにするための評価・解析を実施した．

２．実験（Experimental）
【利用した主な装置】
S14 走査型電子顕微鏡
【実験方法】
実験室において種々の手法によって作製した電極の構造を走査型電子顕微鏡で観察した．

３．結果と考察（Results and Discussion）
高分解能走査電子顕微鏡を用いることで電極内の材料（白金，カーボン，アイオノマー）の分布を可視化評価することが可能となった（図1）．電極表裏及び断面の可視化により材料分布評価を行った．

Fig. 1. A scanning electron microscopic image of the electrode of a polymer electrolyte fuel cell.

４．その他・特記事項（Others）
本研究の一部はJSPS科研費18H01383，18K13702及びNEDO（JPNP20003）の助成を受けて行われました．機器利用にあたり北島特任助教，山崎様，和辻様を始め支援員の皆様から多大なご支援を賜りましたことに謝意を表します．

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）
(1) 筒井，鈴木，津島，第57回日本伝熱シンポジウム，2020年6月3日．
(2) 清水，鈴木，津島，第57回日本伝熱シンポジウム，2020年6月3日．
(3) 大西，鈴木，津島，日本機械学会2020年度年次大会，2020年9月14日．
(4) 筒井，鈴木，津島，日本機械学会2020年度年次大会，2020年9月14日．
(5) 清水，鈴木，津島，日本機械学会2020年度年次大会，2020年9月14日．
(6) F. Tsutsui, T. Suzuki, S. Tsushima, PRiME2020，2020年10月6日．
(7) Y. Shimizu, T. Suzuki, S. Tsushima, PRiME2020，2020年10月6日．

６．関連特許（Patent）
該当なし．