利用報告書

担子菌分泌タンパクの解析
深野和紘, 藤井大樹
三菱商事ライフサイエンス株式会社

課題番号 :S-19-NM-0079
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :担子菌分泌タンパクの解析
Program Title (English) :Analysis of proteins secreted by Basidiomycetes.
利用者名(日本語) :深野和紘, 藤井大樹
Username (English) :K.Fukano, T.Fujii
所属名(日本語)   :三菱商事ライフサイエンス株式会社
Affiliation (English) :Mitsubishi Corporation Life Sciences Limited.

1.概要(Summary)
担子菌培養液中に分泌されるタンパク質の同定を目的とし、LC-MS/MS分析の初期条件検討を行った。

2.実験(Experimental)
【利用した主な装置】
 LC-MS/MS

【実験方法】
担子菌培養液を濾過して培養上清を得た。培養上清に対しアセトン沈殿による不純物除去を1回ないし3回行った。得られた沈殿物の濃度はBSAを標準としたブラッドフォード法により定量した。各沈殿物10gをトリプシン消化し、LC-MS測定時の溶媒20lに溶解してLC-MS/MS装置に供した。

3.結果と考察(Results and Discussion)
(1)前処理条件の影響
アセトン沈殿1回と3回とでLC-MS/MSの結果に顕著な差は無かった。

(2)解析に用いるデータベースの検討
今回LC-MS/MSで得られたデータは、Swiss-Prot登録データを用いた解析ではタンパク質を同定することが出来なかったが、NCBI登録データを用いた解析に変更したところタンパク質の同定が可能になった。

以上の結果、今回用いたサンプルについては条件の目安をつけることができた。今後は異なる菌株および培養条件の比較等を行えればと考えている。

4.その他・特記事項(Others)
NIMS箕輪様、竹村様、服部様に技術相談のご支援を頂きました。また服部様には装置使用トレーニングおよび解析相談のご支援も頂きました。

5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし

6.関連特許(Patent)
なし

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