利用報告書
課題番号 :S-19-NR-0016
利用形態 :技術代行
利用課題名(日本語) :有機感光体の材料開発の研究
Program Title (English) :Research/Studies on materials of organic photoreceptor
利用者名(日本語) :岡田英樹, 窪嶋大輔, 丸尾敬司, 石野正人
Username (English) :H.Okada, D.Kuboshima, K.Maruo, M.Ishino
所属名(日本語) :京セラドキュメントソリューションズ株式会社
Affiliation (English) :KYOCERA Document Solutions Inc.
1.概要(Summary )
弊社では、有機感光体ドラム(OPCドラム)を用いた複写機、プリンターの製造、販売を行っております。
複写機、プリンターの品質は、年々高速化・高耐久化を求められており、電子写真のプロセスにおいて、OPCドラムは中心デバイスとして必須であり、より高品質な有機感光体の開発のため、用いる材料の新規開発を行い、製品に反映する研究開発をおこなっています。それら材料の物性評価方法としてAC-3によるイオン化ポテンシャル測定をおこない、材料の特性を把握してOPCドラム開発に結びつけています。
今回はイオン化ポテンシャル測定とUV-Vis測定から材料のLUMO値を求めて、感光体材料として使用可能か判断しました。
2.実験(Experimental)
利用した装置;大気中光電子分光AC-3
実験方法;新規開発した4種の材料サンプル(Y817,Y829,Y830,Y832;構造非開示)に関して、AC3を用いてイオン化ポテンシャルの測定をおこないました。粉末状の測定サンプルにて測定し、結果解析をおこないました。
3.結果と考察(Results and Discussion)
4種サンプルのイオン化ポテンシャル測定結果と、別途測定したUv-Vis結果から導いたHOMO-LUMOギャップ値とLUMO値を表1に示します。
表1.測定結果
4種ともLUMO目標値に到達しない結果となりました。感光体材料として使用するためにはエネルギーレベルが合わないことがわかりました。この結果から4種材料の分子構造を再検討する結論に至りました。
4.その他・特記事項(Others)
謝辞;AC-3測定に関しましては、物質創成科学領域 淺野間様にご協力頂きました。厚く感謝を申し上げます。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。







