課題番号                ：S-20-NM-0029

利用形態               ：機器利用

利用課題名（日本語）    ：機能性ポリイミドの構造同定による構造制御

Program Title (English) ：Structural control by structural identification of functional polyimide

利用者名（日本語）      ：小川雄史, 日戸誠也，宮田絵美

Username (English)     ：Yuji Ogawa, Seiya Nitto, Emi Miyata

所属名（日本語）        ：荒川化学工業株式会社

Affiliation (English)  ：Arakawa Chemical Industries, Ltd.

１．概要（Summary）

高付加価値用途に用いられるポリイミドの合成を行っている。ポリイミドの変性反応の確認は¹H-NMR以外の手法では難しく、¹H-NMRによる構造の同定を行いたい。

２．実験（Experimental）

【利用した主な装置】

・NMR装置　ECS-400

【実験方法】

ECS-400を用い、¹H-NMRを測定した。

３．結果と考察（Results and Discussion）

Figure 1. Amount of functional group introduced.

反応温度を変えてポリイミドへの官能基の導入量を¹H-NMRで測定を行った。反応温度が高くなるにつれ、反応速度／導入量の増加することが分かった。この結果から、効率的な工程となるような反応温度と時間を決定した。

４．その他・特記事項（Others）

物質材料機構の服部晋也様、竹村太郎様には使用開始時のトレーニング、装置故障時の対応などしていただき、大変お世話になりました。

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）

なし。

６．関連特許（Patent）

なし。