課題番号 ：S-15-MS-1024
利用形態 ：機器利用
利用課題名（日本語） ：神経細胞ネットワークハイスループットスクリーニング装置の開発
Program Title (English) ：Development of neuronal network high through put screening device
利用者名（日本語） ：王　志宏, 宇理須恒雄
Username (English) ：Z-H. Wang, T. Urisu
所属名（日本語） ：名古屋大学グリーンモビリテイ連携研究センター
Affiliation (English) ：Nagoya University, Green Mobility Collaborative Research Center

１．概要（Summary ）
神経細胞ハイスループットスクリーニング装置の開発をすすめており、　そのために必要なプレーナーパッチクランプ用の基板を、ナノプラットフォームの各種設備を利用して作成している。機器センターでは、主として、製作したあるいは製作途上の基板について、
その構造を、収束イオンビーム、SEM, 蛍光X線分析装置、段差計などにより評価し、製作工程にフィードバックした。
２．実験（Experimental）
収束イオンビーム：微細貫通穴の内部構造を収束イオンビームで断面構造を切り出して観察した。
SEM:,蛍光Ｘ線分析：ピペットソルーション孔の内部を観察し、微細貫通穴がきちんと形成されているかを確認した。製作工程の確立期であった前期はこれらの評価をすべて活用して進めたが、工程が確立した後期は、試作ごとにSEM観察を中心に進めた。
３．結果と考察（Results and Discussion）
左：ピペットソルーション孔の内部構造のSEM像
右：同、蛍光X線分析像

４．その他・特記事項（Others）
SEM観察、FIB断面計測、蛍光Ｘ線解析のいずれにおいても、技術補佐員の中尾聡氏が測定をしてくださり大変お世話になりました。
５．論文・学会発表（Publication/Presentation）
(1)T.Urisu: Development of neuron network high throughput screening device measuring single cell ionchannel current by planar patch clamp”,, The 3rd China-Japan Symposium on Nanomedicine, 2015/6/19-20, Beijing China.
(2)T. Ursiu, Development of neuron network high throughput screening device measuring single cell ionchannel current by planar patch clamp, The 7th Taiwan-Japan Symposium on Nanomedicine, 2916/1/21-22, Kyoto.
(3)T. Urisu, Development of neuron network high throughput screening device measuring single cell ionchannel current by planar patch clamp, I SEE JAIST 2016, 2016/2/26, Komatsu.
６．関連特許（Patent）
なし。