利用報告書
課題番号 :S-18-NR-0043
利用形態 :技術代行
利用課題名(日本語) :細胞毒性の光制御をめざしたフォトクロミックシステムに関する研究
Program Title (English) :Photochromic system for light control of cytotoxicity
利用者名(日本語) :内田 欣吾1), 中川 優磨1), 菱田 竜也1)
Username (English) :K. Uchida1), Y. Nakagawa1), T. Hishida1)
所属名(日本語) :1) 龍谷大学 理工学部物質化学科
Affiliation (English) :1) Ryukoku University
1.概要(Summary )
フォトクロミックジアリールエテン分子をペンダント部に持つポリマー3種のMALDI-TOF-MSを用いた分子量測定、及びジアリールエテン6種の精密質量測定
2.実験(Experimental)
装置にはMALDI-Spiral-TOF-MS (JEOL製 JMS-S3000)を用いた。測定試料をCHCl3で溶解し、マトリックスDCTB trans-2-[3-(4-tert-ブチルフェニル)-2-メチル-2-プロペニリデン]マロノニトリル(20 mg/mL in CHCl3)を使用してマトリックス:サンプル=4:1の割合のものを滴下、風乾したものを測定した。
MALDI-Spiral-TOF-MS (JEOL製 JMS-S3000)
3.結果と考察(Results and Discussion)
フォトクロミックジアリールエテン分子をペンダント部に持つポリマー3種はMALDI-TOF-MS測定から分子量分布が得られ、分子量分布から平均分子量を算出することができた。また、精密質量測定からジアリールエテン6種の信頼性の高い組成式を得ることができた。
4.その他・特記事項(Others)
本研究開発は奈良先端科学技術大学院大学NAISTナノテクノロジープラットフォームにより支援を受けた。
特に、清水洋特任教授及び技術職員西川嘉子氏に御担当いただき、非常に正確な測定を行っていただいた。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
投稿準備中。
6.関連特許(Patent)
なし。