利用報告書
課題番号 :S-19-MS-0045
利用形態 :協力研究
利用課題名(日本語) :薬用植物由来成分の構造解析
Program Title (English) :Structural elucidation of compounds isolated from a medicinal plant
利用者名(日本語) :Jianhua Qi1),
Username (English) :Jianhua Qi1),
所属名(日本語) :1) College of Pharmaceutical Sciences, Zhejiang University
Affiliation (English) :1) College of Pharmaceutical Sciences, Zhejiang University
1.概要(Summary )
天然由来化合物は、その多様かつ複雑な構造故に構造決定が容易には進行しないことが多々ある。特に、化学構造の解析に頻用される核磁気共鳴分光法(NMR)により、構造解析が困難な場合、構造決定には様々な工夫が必要となる。
本研究課題では、薬用植物から単離した化合物について、結晶スポンジ法による解析を試みた。
結晶スポンジ法の実験を行うにあたり、事前にNMRや質量分析による構造解析を試みたが、その結果、芳香環を部分構造として持つなど、化学構造に関する断片的な情報を予測することはできたものの、化合物の全体構造については不明であった。
従って、結晶スポンジ法による構造解析に期待が持たれた。
2.実験(Experimental)
種々の条件によって、対象となる化合物の結晶スポンジへの導入を試みた。測定にあたっては、Rigaku社製 SuperNova、 Rigaku社製XtaLAB P200、 Rigaku社製XtaLAB SynergyCustomを主に使用した。測定データを解析した結果、結晶スポンジ内に解析対象化合物の構造を認めなかった為、条件を様々に変更し、結晶スポンジ法の実験を更に進めた。こうした検討の過程において、解析対象化合物の単結晶が生成しうる条件を見出した。さらに、生成した単結晶をについて、上記のX線回折装置を用いて測定を行ったところ、化学構造を知ることが出来た。
3.結果と考察(Results and Discussion)
結晶スポンジ法による解析の過程において、解析対象化合物の単結晶を得られることが分かり、この単結晶X線構造解析に供することで、構造決定に至った。そのため、結晶スポンジ法による解析を続行する必要がなくなった。また、明らかになった構造を確認したところ、事前の解析から予想された通り、NMRや質量分析では構造解析が困難な構造を有していた。
4.その他・特記事項(Others)
なし
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし
6.関連特許(Patent)
なし







