利用報告書

遺伝子ドーピングモデルマウスにおけるバイオマーカー探索
菅澤威仁

課題番号                :S-20-NM-0055

利用形態                :技術補助

利用課題名(日本語)    :遺伝子ドーピングモデルマウスにおけるバイオマーカー探索

Program Title (English) :Investigation of biomarkers in gene doping model mice

利用者名(日本語)      :菅澤威仁

Username (English)     :Takehito Sugasawa

所属名(日本語)        :筑波大学

Affiliation (English)  :University of Tsukuba

 

 

1.概要(Summary )

本研究では遺伝子ドーピングモデルマウスの全血から遺伝子ドーピング検査のための新規バイオマーカーを同定する事を目的として研究を実施した。

 

2.実験(Experimental)

遺伝子ドーピングモデルマウスの血液からタンパクを抽出し、精製後、iTRAQ法でプロテオミクス解析を行うための前処理を行った、その後、LC-MS/MS装置(ELEMENT XR)でドーピングマウスにて変動するタンパクを網羅的に解析した。

 

3.結果と考察(Results and Discussion)

結果では、予想と反し、大幅に変動しているタンパクは同定出来ず、2倍程度の変動のタンパクが多く同定された。またデータから、測定自体は非常に上手くいっている事が推察できたため、今後タンパクの前処理法の工夫により、タンパク同定率の向上を目指す実験を行う予定である。

 

4.その他・特記事項(Others)

NIMS分子・物質合成プラットフォームの服部晋也氏、竹村太郎氏、吉田真樹氏、高橋みどり氏の支援を受けた。

 

5.論文・学会発表(Publication/Presentation)

なし。

 

6.関連特許(Patent)

なし。

 

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