利用報告書
課題番号 :S-19-NM-0071
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :鉱山跡地に自生するアオキの重金属耐性機構と内生菌の関与
Program Title (English) :Heavy-matal tolerance in Aucuba japonica and possible functions of endophyte
利用者名(日本語) :土山紘平1),山路恵子1)
Username (English) :Kohei Doyama 1), Keiko Yamaji1)
所属名(日本語) :1) 筑波大学大学院生命環境科学研究科
Affiliation (English) :1) Graduate School of Life and Environmental Sciences,University of Tsukuba
1.概要(Summary )
鉱山跡地への植物の定着には、内生菌と呼ばれる微生物の感染が重要な機能を果たすことが知られている。本実験では鉱山跡地に自生する樹木であるアオキから分離された内生菌が産生する化合物に着目し、単離した化合物の分子式の推定を目的に分析を行った。今回は技術相談を行い、同日に持参したサンプルを用いて下記の方法で分析を行った。実施回数は1回であった。
2.実験(Experimental)
LCMS/MS (Qxactive, Thermo Fisher Scientific) を用いて、分析の条件検討を行った。メタノールに溶解したサンプルを直接MS部に導入し分析を行った。分析条件は以下に示す。
Scan type; Full MS, Scan range (m/z); 130.0-1,900, Polarity; Negative, Sheth gas flow rate; 15, Aux gas flow rate; 3, Spray voltage; 3.0 kV, Capillary temperature; 320℃.
得られたMSスペクトルを元に、分子式を推定した。
3.結果と考察(Results and Discussion)
内生菌が産生した化合物の分子量は、341.1604、563.2863、581.269のいずれかであることが確認された。分子量が複数推定された理由として、直接MS部に導入したため目的化合物以外の化合物も検出した可能性があること、また目的化合物がフラグメンテーションを起こし複数ピークが検出されたことが考えられた。
今後は分子量から推定された分子式を元に、まずNMRを用いて化合物の構造を決定する予定である。必要に応じて、再度質量分析を行い、分子式を1つに決定する予定である。
4.その他・特記事項(Others)
NIMS分子・物質合成プラットフォームの服部晋也様には、日程調整から、分析の手法及び分析条件を一緒にご検討くださり、また丁寧にご指導くださいました。心から深謝申し上げます。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。







