課題番号 ：S-20-OS-0028
利用形態 ：機器利用
利用課題名（日本語） ：非線形電気特性の発現を目指した金微粒子の分子修飾
Program Title (English) ：Molecular Modification of AuNPs for the Development of Nonlinear Electrical
Properties
利用者名（日本語） ：川嶋悠哉　松尾将矢　松本卓也
Username (English) ： Y.Kawashima, M.Matsuo, T. Matsumoto
所属名（日本語） ：大阪大学大学院理学研究科
Affiliation (English) ：Graduate School of Science, Osaka University.

１．概要（Summary）
金微粒子に様々な分子を修飾し、様々な分子特性を利用することが必要である分子エレクトロニクスの研究に利用することが重要である。当研究室では、Ru錯体について先行研究があり、この発展として金微粒子にRu錯体N719を修飾するのを試みている。その中で、金微粒子にSAM膜(6-AHT(Amino-1-hexanethiol, hydrochloride))を修飾しているかどうかの確認のためにゼータサイザーを用いた。

２．実験（Experimental）
【使用した主な装置】
S07 ナノ粒子解析装置
【実験方法】
S07 ナノ粒子解析装置を用いて金微粒子に6-AHTが修飾されているかを確認した。金微粒子（100nm）溶液に6AHT溶液を加えて、金微粒子のプラズモン吸収波長のずれがでるかどうかを検討した。

３．結果と考察（Results and Discussion）
図１にチオールSAM1修飾によるゼータ電位の変化が確認できたグラフを示す。金微粒子が、負電荷から正電荷にシフトすることがグラフから確認出来たのでSAM膜(6-AHT)の修飾が確認できた。図２にゼータ電位の時間を示すグラフを示す。グラフから二日で十分に反応したと考えられる。　

Figure1. Zeta potential obtained

Figure2. Correlation between zeta potential obtained and elapsed time

４．その他・特記事項（Others）
なし

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）
なし

６．関連特許（Patent）
なし