課題番号 ：S-14-SH-0045
利用形態 ：共同研究型
利用課題名（日本語） ：押出装置を利用した新素材開発
Program Title (English) ：Development of new materials using extraction technology
利用者名（日本語） ：有馬　晋二
Username (English) ：SHINJI ARIMA
所属名（日本語） ：ヒカリ素材工業株式会社
Affiliation (English) ：HIKARI MATERIAL INDUSTRY CO.LTD

１．概要（Summary ）
アルミニウム合金部品を製造するに当たり、成分の偏析が少ない微細な金属組織を有する素材を得るため、溶解・鋳造工程を経ない方法を検討している。アルミ合金粉末を仮成型した後、押出し成型する実験を行い押出成形材を作製した。

２．実験（Experimental）
自社で製造しているアルミニウム合金粉末を溶融温度以下の550℃で真空炉中、加圧力140MPa、１時間保持の焼結を経て成形したものを、475℃で大気中にて押出し成型した。
得られた試作押出し加工材の外観写真を下図に示す。

３．結果と考察（Results and Discussion）
2015年3月4日　所定寸法の角棒サンプルを１本作成し、外観等検査後ユーザーに提供した。
ナノテクプラットフォームの担当者の経験と知見を有効に利用でき短期間でサンプル試作ができ、当初の目的を達成できた。
現在顧客評価中。

４．その他・特記事項（Others）
清水保雄先生に技術指導とサンプル作製を頂き感謝しております。

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）
なし

６．関連特許（Patent）
無し