利用報告書
イメージングMSを用いた薬剤・及びバイオマーカー分布の評価
課題番号 :S-19-JI-0004
利用形態 :技術代行支援
利用課題名(日本語) :イメージングMSを用いた薬剤・及びバイオマーカー分布の評価
Program Title (English) :Evaluation of drugs and biomarkers’ distribution by using Imaging MS
利用者名(日本語) :伊藤 利将
Username (English) :T.Ito
所属名(日本語) :積水メディカル株式会社
Affiliation (English) :Sekisui Medical Co., Ltd.
1. 概要(Summary)
脳内神経伝達物質の分布を評価する方法として、イメージングMSは有用であり、高空間分解能で位置情報を得ることができる。しかしながら、ドパミンやセロトニンなどは、そのままでは測定感度が低いため、組織切片上における誘導体化処理が必要となる。本研究では、この誘導体化条件について検討をおこなった。
2.実験(Experimental)
ラット脳切片を作成し、切片に誘導体化試薬を噴霧し、反応させた。その切片に、マトリックスを噴霧し、solariXを用いて測定をおこなった。
3.結果と考察(Results and Discussion)
4種類の誘導体化試薬を試したうち、誘導体化試薬Aにおいてドパミン、セロトニンの脳内分を可視化することができた。
ドパミン
セロトニン
4.その他・特記事項(Others)
今回の技術代行支援にご協力を頂いた宮里朗夫博士に深く感謝いたします。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
特になし
6.関連特許(Patent)
該当なし