課題番号 ：S-18-NM-0056
利用形態 ：共同研究
利用課題名（日本語） ：カーボンナノホーン修飾陽極酸化チタンのマクロファージへの影響
Program Title (English) ：
利用者名（日本語） ：平田恵理1)（
Username (English) ：E. Hirata1)
所属名（日本語） ：1)北海道大学大学院歯学研究院
Affiliation (English) ：1) Faculty of Dental Medicine, Hokkaido University

１．概要（Summary ）

CNHsを修飾した歯科用インプラントを開発するため、CNHを泳動電着した陽極酸化チタン(CNH/ANTi)を作製した。このCNH/ANTi上で骨形成促進され、これまでの研究より、マクロファージが関連していると考えた。そこで、CNH/ANTi上で培養したマクロファージをマイクロアレイにて解析し、骨形成との関連について検討する。

２．実験（Experimental）

CNH/ANTi上にマクロファージ(J774.A1)を培養し、24時間後に回収してRNAを採取し,マイクロアレイ（Agilent SurePrint G3 Mouse GE Microarray 8x60K Ver. 2 (G4852B)）2色法にて解析を行った。比較対象として、未処理のANTiを用いた。

３．結果と考察（Results and Discussion）

発現比（スポット）全体的に分布の幅が狭いことからCNHが遺伝子発現に与える影響は比較的小さいことが明らかになった（図）。Gene Ontology解析では、転写産物単位の発現比（でaverage(loose)が1以上の56個または-1以下の28個ついてGene Ontology解析を行なったが、有意の結果は得られなかった。

結論
カーボンナノホーン（CNHs）を修飾した陽極酸化チタン上で培養したマクロファージの遺伝子発現はコントロールと大きな違いが見られない。

４．その他・特記事項（Others）

なし

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）

なし

６．関連特許（Patent）

なし