利用報告書

スクアレン様物質の構造同定
金指 真菜
株式会社デンソー 先端研究4部

課題番号                  :S-17-NU-0029

利用形態                :技術代行

利用課題名(日本語)    :スクアレン様物質の構造同定

Program Title (English)    :Structure identification of squalene-like substance

利用者名(日本語)         :金指 真菜

Username (English)       :Mana Kanazashi

所属名(日本語)          :株式会社デンソー 先端研究4部

Affiliation (English)       :DENSO CORP. Advanced R&I Div.4

 

 

1.概要(Summary

本研究では、工業利用可能な材料を開発している。

これまでに研究してきた材料Aに処理を施し、新材料(材料B)を取得することが出来た。材料Bは筆者らが求める、工業的物性に優れている可能性がある。

今回、材料Bの物性を調査するために、エレクトロスプレイ質量分析装置を利用して、精密分子量測定を行った。

 

 

2.実験(Experimental

2.1測定装置

測定装置は、エレクトロスプレイ質量分析(ESI-MS)(JEOL社製 JMS-T100CS)を用いて測定した。

2.2測定サンプル

未反応の材料A及び材料Bが含まれる、未精製の粗反応液を分析に用いた。粗反応液中に含まれる反応物Bの濃度が0.1μM~1μMとなるように希釈した。

様々なイオン化条件になるよう、メタノール、アセトニトリル、ヘキサン、酢酸を適宜混合して粗反応液を希釈した。

 

 

3.結果と考察(Results and Discussion

3.1結果

いずれの条件においても、材料A及び材料Bの予想分子量相当のマススペクトルのピークを取得することが出来なかった。

3.2考察

今回、材料A及び材料Bの予想分子量相当のマススペクトルのピークを取得することが出来なかった原因として、2つの要因が考えられる。

①イオン化条件

材料A及び材料Bに適したイオン化条件を導出できなかった可能性がある。

②混合サンプル

今回測定にもちいたサンプルは、粗反応液であるためESI-MSのマススペクトルには複数のピークが出現した。

材料A及び材料Bが実際にはイオン化しているにも関わらず、対象外のピークが多くデータを見落としている可能性がある。

今後は材料A及び材料Bを分離し測定、またはTOF-MSを用いた測定を検討する。

 

 

4.その他・特記事項(Others

名古屋大学分子・物質合成プラットフォームの鳥居様、近藤様にご支援・ご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 

5.論文・学会発表(Publication/Presentation

なし

 

6.関連特許(Patent

なし

 

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