利用報告書
課題番号 :S-16-KU-0049
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :ゼオライトを用いた有機溶媒ろ過膜における溶媒の透過特性の評価
Program Title (English) :Analysis of filtration performance using Zeolite porous film
利用者名(日本語) :西浜 章平
Username (English) :S. Nishihama
所属名(日本語) :北九州市立大学
Affiliation (English) :The University of Kitakyushu
1.概要(Summary )
混合溶媒の誘電率はそれぞれの液体の誘電率の値から大まかには予想できるが、正確には実測するのが好ましいことが知られている。液体の誘電率測定には主に屈折率から算出する方法と、直接誘電率を測定する方法に大別される。本実験においては直接誘電率を測定することを試みた。
2.実験(Experimental)
水とジメチルホルムアミド(DMF)の混合溶媒を作製し、様々な混合比の溶媒に対して、九州大学ナノテクプラットフォームにあるナノ炭素燃料電池評価システム
東陽テクニカ社製(自動CV型燃料電池評価システム AutoPEM-ER02型、燃料電池評価システム AutoPEM-ER01型)に付属する周波数アナライザーと試料ホルダーSH-2(電極直径20mm、21℃)とを組み合わせることで測定を行った。
図1.誘電率測定に用いた電極(周波数アナライザーと連結して用いた)
3.結果と考察(Results and Discussion)
図2に測定結果についてまとめた。測定は全て室温で行った。セルへの溶液量を精度よく調整する事で再現性の良いデータが取得できることが分かった。
図2.DMF濃度に対する誘電率
DMF0%の時(つまり水)は報告されている水の誘電率に近く、測定が正しく行われていることが示唆された。さらにDMF濃度を下げていくと、誘電率が下がり、DMFのみの際は12まで下がることが明らかとなった。直線からのズレは測定誤差であると考えられるために、今後、再測定し、さらに精度を高める必要があると考えられる。
この値を分離分析計測におけるパラメータとして用いることで、さらに精度の良い研究が実施できる目途がたった。
4.その他・特記事項(Others)
誘電率測定は九州大学応用化学部門藤ヶ谷剛彦准教授と修士1年中島祐樹氏にご指導いただいた。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。







