利用報告書
課題番号 :S-19-NU-0016
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :新規サンプルへの機器対応評価
Program Title (English) :
利用者名(日本語) :大畑 誠輝
Username (English) :S.Ohata
所属名(日本語) :株式会社ニコンインステック
Affiliation (English) :NIKON INSTECH Co., Ltd.
1.概要(Summary )
名古屋大学分子/物質合成プラットフォームに弊社製
品がナノバイオ分子合成・超解像解析評価システムと
して登録されている。1)多光子レーザー及びビジブルレーザーを使用したレーザー顕微鏡システム。2)SIM、STORM法を使用した超解像顕微鏡システムの利用が可能である。中部地区において生体試料、マテリアル材料等の測定条件、手法の開発を推進することを計画した。
2.実験(Experimental)
GaN基板 50x対物レンズで1cm角の全面スキャンを希望する案件での検討を行った。この観察は膨大な画像取得になるため、Large Image機能を実施すると、ソフトのクラッシュ等発生がおこることも予測された。このため、Large Imageとしてつなぎ合わせるのはやめ、LargeImageではなく多点の機能を用いて実施することにした。GaN試料において50xにすると、1視野ごとにフォーカスも結構変わるため、各視野でオートフォーカスを行った。視野ごとに輝度も結構変わるので、各視野でオートゲインも実施した。加えて、Zシリーズの観察も実施した。
【使用機器】ナノバイオ分子合成・超解像解析評価システム(ニコン A1RMP(多光子レーザー顕微鏡))
3.結果と考察(Results and Discussion)
この分野において非破壊での3D情報取得の必要性が高いことが確認された。斜めに走っている欠陥については、電顕による観察では予測違いを起こす場合もあり、その手間をなくすために本手法の重要性を感じる。また企業においては観察のスループットが良いことも必要条件とされる。
これまで数々の実験を進めることで、ユーザーの要望するシステムについての有用なヒントが得られた。
4.その他・特記事項(Others)
なし
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし
6.関連特許(Patent)
なし