課題番号（Application Number）：S-15-NR-0022
利用形態（Type of Service）：機器利用
利用課題名（日本語） ：有機半導体材料の創生とデバイスへの応用
Program Title (English) ：Creation of novel organic semiconductors and their application for organic devices
利用者名（日本語） ：奥本健二1)
Username (English) ：K. Okumoto1)
所属名（日本語） ：1) 奥本研究所
Affiliation (English) ：1) Okumoto Laboratory

１．概要（Summary ）
有機ELの高効率な青色発光を実現するためにはワイドバンドギャップ材料が必要である。本開発では、新規な材料系の上記用途への適用可否を見極めることを目的とした。

２．実験（Experimental）
製膜した新規材料の膜厚を触針式表面段差計（KLA-Tencor，AS-500）で測定を行った。

最高占有分子軌道のエネルギー準位を見積もるため、
光電変換分子材料評価装置（AC-3）で測定を行った。

３．結果と考察（Results and Discussion）
触針式表面段差計による膜厚測定の結果、狙い通り50nm程度の薄膜が形成できていることが確認できた。

光電変換分子材料評価装置による最高占有分子軌道のエネルギー準位の測定結果（下図.1～3）、真空準位に対して6.0eV以上であり、別途測定した電子吸収スペクトルの測定結果と照合することで最低非占有分子軌道のエネルギー準位を見積もることに成功した。

図1.サンプルNPD

図2.サンプル　新規材料

図3.サンプルTNATA

４．その他・特記事項（Others）
測定のご指導をいただいた小池技術職員様、淺野間技術職員様に深く感謝申し上げます。

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）
なし

６．関連特許（Patent）
なし