利用報告書
課題番号 :S-19-KU-0042
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :水中におけるオリゴマーリガンドの重合
Program Title (English) :Aqueous Polymerization of Oligomer Ligand.
利用者名(日本語) :瀧本 日向
Username (English) :H. Takimoto
所属名(日本語) :九州大学大学院工学府化学システム工学専攻
Affiliation (English) :Kyushu University, Faculty of Engineering
1.概要(Summary )
当研究室では、標的分子と特異的に結合するアプタマーを、プラスチック原料のような汎用的で安価な原料から一段階のラジカル連鎖移動重合で調製する方法論の確立を目指している。本研究では、分子量が完全に均一なオリゴマーの水中での調製方法の開発を行っている。そこで、ナノテクPFの支援の下、オリゴマーの分子量の均一性を評価するために質量分析を実施した。
2.実験(Experimental)
可逆的付加開裂連鎖移動 (RAFT) 重合を用いてSodium acrylate (AAc) ホモオリゴマーの作製を2.5量体設計で行った。その後、フラッシュカラム自動精製装置により、展開溶媒を精密に制御することで、分子量が完全に均一なオリゴマーを得た。得られたオリゴマーの分子量をESI-TOF-MS質量分析装置 (JEOL AccuTOF) を用いて確認した。
3.結果と考察(Results and Discussion)
重合後のホモオリゴマーに、カラム精製を行うことでAAcホモオリゴマーの分画に成功した。分画されたフラクションの分子量をESI-TOF質量分析装置により測定した結果を図1に示している。それぞれAAc 2~4merのみの分子量であることが確認されたため、分子量が完全に均一なtBAホモオリゴマーを得ることを達成した。
今後本オリゴマーを用いてアプタマーとしての機能評価を行っていく予定である。
図1. AAcホモオリゴマーの質量分析測定結果
4.その他・特記事項(Others)
なし。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
(1) H. Takimoto, S. Taniguchi, Y. Hoshino, Y. Miura, the 2019 Japan/Taiwan/Korea Chemical Engineering Conference, 2019. 11. 13
6.関連特許(Patent)
なし。







