利用報告書
課題番号 :S-19-NU-0037
利用形態 :技術代行
利用課題名(日本語) :炭の物性評価
Program Title (English) :Evaluation of the physical properties of charcoal
利用者名(日本語) :藤田浩城1)
Username (English) :H. Fujita1)
所属名(日本語) :1) 中京大学工学部機械システム工学科
Affiliation (English) :1) Chukyo University
1.概要(Summary )
グラファイトとセラミックスを混合して作製した材料にどの元素がどの程度含まれているかを調べるために蛍光X線分析を依頼した。
また官能基のピークをFT-IRで測定した。
2.実験(Experimental)
組成分析のため,蛍光X線分析装置(EDXL300 Rigaku社製,X-ray Fluorescence,以下XRF)にてピーク値を算出した.測定方法はプロピレンフィルムを底辺に貼ったポリエチレン試料容器に試料を1.00 g入れて測定した.基準試料には粉末酸化チタンを用いた.
フーリエ変換型赤外分光装置(FT-IR FT-IR-680 Plus JASCO社製)を用いてグラファイト多孔質焼結体の官能基のピークを測定した.
3.結果と考察(Results and Discussion)
グラファイト多孔質焼結体の蛍光X線分析で質量%の値が高かった上位5つをTable 1に示す.
Table 1 作製した材料の組成
FT-IRの測定結果をFig. 1に示す. フミン酸吸着前と吸着後で官能基のピークに大きな差は見られなかった.
Fig.1 作製した材料のFT-IR結果
4.その他・特記事項(Others)
XRFとFT-IRは名古屋大学分子物質合成プラットフォームの方々に相談及び実施いただいた。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。