利用報告書
粉体原料の二軸押出機による影響
課題番号 :S-20-JI-0037
利用形態 :技術代行支援
利用課題名(日本語) :粉体原料の二軸押出機による影響
Program Title (English) :Mechanochemical effect of inorganic powders by twin screw extruder
利用者名(日本語) :笹井裕也 1)
Username (English) :Y. Sasai1)
所属名(日本語) :1) 芝浦機械株式会社
Affiliation (English) :1) Shibaura Machine Co., Ltd.
1. 概要(Summary )
質の良いセラミックを製造するために、原料粉体にボールミルなどでせん断、および衝撃を与えて粉体を活性化させることがある。この活性化を二軸押出機によるせん断応力、および滞留時間で引き起こせるか検証した。
2.実験(Experimental)
原料として、カオリナイトを選んだ。二軸押出機内でカオリナイト粉末に適当な水分を投入し、様々な押出条件で運転し、吐出物を採取した。サンプルの結晶構造のガラス化を確認するために、X線回折装置(XRD) を使用した。
3.結果と考察(Results and Discussion)
すべての条件において、もとの粉末のピークの消失は見られなかった。今回の押出条件、および滞留時間ではカオリナイト粉末の活性化を引き起こすことはできないことが分かった。せん断応力、および滞留時
間が足りていないことが原因と思われる。
4.その他・特記事項(Others)
なし.
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし.
6.関連特許(Patent)
なし.