利用報告書

結晶スポンジ法を用いたCollimoninの構造解析
甲斐建次1),十亀麻衣1)
1) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科

課題番号 :S-18-MS-0058
利用形態 :協力研究
利用課題名(日本語) :結晶スポンジ法を用いたCollimoninの構造解析
Program Title (English) :Structure analysis of Collimonin
利用者名(日本語) :甲斐建次1),十亀麻衣1)
Username (English) :K. Kai1), M. Sogame1)
所属名(日本語) :1) 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
Affiliation (English) :1) Osaka Prefecture University

1.概要(Summary )
Collimonin類は末端にポリインを持つユニークな構造上の特徴を有するため不安定であり、絶対構造の決定は困難である。結晶スポンジ法を用いて、Collimonin類の構造解析を行う。

2.実験(Experimental)
クリック反応により誘導体化されたCollimoninに対して種々の包接条件を検討し、予め用意した結晶スポンジの細孔内への各試料の導入を試みた。単結晶X線回折測定は、Synergyを用いて行った。

3.結果と考察(Results and Discussion)
誘導体化されたCollimonin A(シス体)およびCollimonin B(トランス体)について結晶スポンジの細孔内にゲスト分子が観測され、構造解析に至った。以下にその分子構造図を示す。

Collimonin A誘導体       Collimonin B誘導体

4.その他・特記事項(Others)
なし。

5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
Org. Lett. 2018, 20, 3536-3540

6.関連特許(Patent)
なし。

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