利用報告書
課題番号 :S-18-NU-0029
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :脳梗塞後痙縮発症マウスを用いたマンガン造影MRIによるH反射誘発後の神経活動
の観察
Program Title (English) :Analysis of neuronal activity using with manganese-enhanced MRI in induction
of Hoffman reflex of stroke mice with spasticity
利用者名(日本語) :田中瑞希1), 伊住祥吾1), 杉浦健司2), 二村太基2), 李佐知子2)
Username (English) :Mizuki Tanaka1),Shogo isumi1), Kenji Sugiura2), Daiki Futamura2), Sachiko Lee2)
所属名(日本語) :1)名古屋大学医学部保健学科, 2)名古屋大学大学院医学系研究科
Affiliation (English) :1)School of Health Sciences, Nagoya University, 2)Graduate School of
Medicine, Nagoya University
1.概要(Summary )
中枢神経損傷後に運動機能障害の一つとして痙縮が出現する。痙縮は中枢神経損傷後に生じる運動機能低下からの機能改善の阻害因子となり、患者の日常生活活動の回復も妨げ、介護度を上げる要因である。痙縮の治療には、筋収縮を阻害するボツリヌス注射が選択されるが、ボツリヌス注射は随意運動そのものも阻害するため、運動機能改善においては有効な治療ではない。痙縮の病態メカニズムは長らく不明であり、効果的な治療法の開発が遅れている。そこで、脳梗塞後痙縮発症マウスを用い、痙縮出現を電気刺激で誘発した際の脳活動を、動物用のMRIで観察を行うことにした。
2.実験(Experimental)
マウスをイソフルラン吸入によって麻酔し、実験小動物用MRIシステム(DSファーマバイオメディカル社製、MR VivoLVAアカデミックモデル1506,図1)に設置して画像を撮影する。
図1 実験小動物用MRI
3.結果と考察(Results and Discussion)
MRI撮像の課題として、以下の2点があり、対応しているところである。1点目は、吸入麻酔口の設置が不良でマウスが麻酔から覚醒してしまうことと、脳撮像を行うため、頭部固定が必要になるが、既存のアクセサリーには頭部固定装置がなかったことである。また2点目として、脳内に塩化マンガンを入れる必要があるが、血液脳関門に阻まれ、塩化マンガンが脳内に入らないことである。
1点目の課題には、MRI 撮像用動物設置台を3Dプリンターを用いて麻酔吸入口の設置と、頭部固定機を両方兼ね備えた動物設置台を作成した(図2)。
図2 作成した撮影用動物設置台
2点目の課題に対して、塩化マンガンをカニュレーションを用いて第4脳室より脳内に入れる施行を実施し、良好な画像がえられた。
今後、撮像プロトコルを確認して、実験を行う予定。
4.その他・特記事項(Others)
なし
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし
6.関連特許(Patent)
なし







