利用報告書
課題番号 :S-20-NM-0025
利用形態 :共同研究
利用課題名(日本語) :腰部脊柱管狭窄症における肥厚した黄色靭帯の病態解析
Program Title (English) :Pathomechanism of ligamentum flavum hypertrophy in patients with lumbar spinal canal stenosis
利用者名(日本語) :矢部 裕
Username (English) :Yutaka Yabe
所属名(日本語) :東北大学 整形外科
Affiliation (English) :Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku University Graduate School of Mecicine
1.概要(Summary )
腰部脊柱管狭窄症は腰椎で脊柱管の狭窄により神経が圧迫され、神経障害を呈する疾患である。腰部脊柱管狭窄症の主要因は黄色靭帯の肥厚とされるが、その病態は未だ明らかではない。本研究では腰部脊柱管狭窄症の主要因と考えられている黄色靭帯肥厚の病態解析を行った。
2.実験(Experimental)
肥厚した黄色靭帯の腹側(正常に近い組織)をコントロールとし背側(病的な組織)に起きている遺伝子発現をマイクロアレイ(Agilent SurePrint G3 Human GE Microarray 8x60K Ver. 3.0)を使用し行った。
3.結果と考察(Results and Discussion)
腰部脊柱管狭窄症の靭帯サンプルにおける腹側と背側の遺伝子発現の違いについては個人差が大きいと言えた。共通した特徴はGene Ontology解析でも見出し難かった。更なる解析を継続中である。
4.その他・特記事項(Others)
NIMS竹村太郎氏と高橋みどり氏に支援を受けた。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし(今後予定)
6.関連特許(Patent)
なし