利用報告書
課題番号 :S-20-NM-0018
利用形態 :技術補助
利用課題名(日本語) :質量分析による核内タンパクの翻訳後修飾の解析
Program Title (English) :Analyses of modifications of nuclear proteins using LC-MS/MS
利用者名(日本語) :武内謙憲, 矢作直也
Username (English) :Yoshinori Takeuchi, Naoya Yahagi
所属名(日本語) :筑波大学医学医療系
Affiliation (English) :Faculty of Medicine, University of Tsukuba
1.概要(Summary )
マウスの肝臓の核内タンパク質にどのような翻訳後修飾が生じているかを明らかにする目的で、超遠心法ならびに免疫沈降とSDS-PAGEにより分取した核内タンパク質を用いて質量分析(LC-MS/MS)による分子修飾の検出を行う。
2.実験(Experimental)
Zaprous ADV Q-Exactive system (下図) を使用して、核内タンパク質の分子修飾の検出を試みた。
3.結果と考察(Results and Discussion)
現在まだ実験が進行中であり、確定的な結果は得られていないが、目的とするタンパク質の検出率自体が想定をかなり下回っているため、装置にアプライするタンパク質量を増やす方向性で検討を重ねている。また、カバー率を向上させるためにトリプシン以外のタンパク分解酵素によるin-gel digestionの併用も試みる。
4.その他・特記事項(Others)
測定にあたってはNIMS服部氏、竹村氏の支援を受けた。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし
6.関連特許(Patent)
なし