利用報告書
課題番号 :S-19-KU-0018
利用形態 :技術代行
利用課題名(日本語) :近赤外発光を有する蛍光体の合成
Program Title (English) :Synthesis of near infrared emission phosphor
利用者名(日本語) :田中 翔人1), 大観光徳2)
Username (English) :Shoto Tanaka1), Koutoku Ohmi2)
所属名(日本語) :1) 鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科
Affiliation (English) :1) Sustainability Science、Tottori University
1.概要(Summary )
In vivo生体イメージングにおいて「生体の窓」と呼ばれる800~1200nmの近赤外域で蛍光体の励起、発光が可能となれば人体への負荷が低減でき、さらに深部組織の観察も可能となる。本研究においては赤色光励起-近赤外発光を有するMn5+蛍光体の母体材料による蛍光特性の改善について検討を行う。
2.実験(Experimental)
Sr10(PO4)6(OH)2:Mn5+を液相反応法によって合成した後、アニール処理を行った。作製した蛍光体は近赤外蛍光分光装置HORIBA(Fluorolog-NIR)を用いてNIR域における発光特性を評価した。
3.結果と考察(Results and Discussion)
図1に作製した試料の励起波長600nmでのPLスペクトルを示す。図中より、発光強度として最も強いものでは、アニール温度1100℃である。それに次いで、1000℃、1300℃、比較のため以前作製したCa10(PO4)6(OH)2:Mn5+(アニール処理1300℃)、600℃の順と確認できる。アニール温度1000℃以上の試料で発光強度が著しく増加する。発光ピークの波長として1159 nmで確認できる。
全ての試料から発光特性の大幅な発光改善を確認できる。それに伴って粒子サイズもアニール処理を行ったことで増大した。これらの結果から他の化合物結晶中にMn5+を高濃度付活させる場合にも有効であると考えられる。
4.その他・特記事項(Others)
なし。
図1 PLスペクトル
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
(1)財満 祐太郎,石垣 雅,松原航平,田中翔人,新田祐大,大観 光徳,発光型/非発光型ディスプレイ合同研究会EID2019-18,令和2年1月24日
6.関連特許(Patent)
なし。







