利用報告書
課題番号 :S-19-KU-0026
利用形態 :機器利用
利用課題名(日本語) :近赤外蛍光色素の合成
Program Title (English) :Synthesis of near infrared fluorescence dye
利用者名(日本語) :横倉梨乃1)
Username (English) :R. Yokokura1)
所属名(日本語) :1) 東洋インキSCホールディングス株式会社
Affiliation (English) :1) TOYO INK SC HOLDINGS Co., Ltd.
1.概要(Summary )
蛍光バイオイメージング法は、主に標的部位に吸着、あるいは、標的部位でのみ発光する蛍光色素を用い、その蛍光色素に紫外~近赤外領域の光を照射した際に色素が発する蛍光を検出することにより、標的を可視化する方法である。
その中で、700~1800nmの波長領域は生体の窓と呼ばれ、生体透過性の高い領域と言われている。特に、1000~1400nmの領域での蛍光イメージングは、生体の第2光学窓と呼ばれ、生体組織からの自家蛍光や散乱の悪影響を受けにくいため、生体深部の蛍光イメージングが可能になることが期待されている。
そこで本研究では、1000nm以上の長波長領域(NIR2)において高い蛍光強度を示す色素の開発を目指している。NIR2に吸収帯を有する色素を合成したため、近赤外蛍光分光装置を用いて、それらの蛍光特性を評価した。
2.実験(Experimental)
合成したDye1とDye2、Dye3、市販試薬PDPP2T-TT-ODの2×10-6mol/Lテトラヒドロフラン溶液を調製し、近赤外蛍光分光装置を用いて蛍光スペクトルを測定した。尚、励起波長はそれぞれの色素の極大吸収波長とした。
3.結果と考察(Results and Discussion)
測定した蛍光スペクトルをFigure.1に示す。いずれの色素も1000nm以上の長波長領域に蛍光を示すことを確認した。また、Dye1は市販試薬PDPP2T -TT-ODを上回る蛍光強度を示した。
4.その他・特記事項(Others)
なし。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。







