利用報告書
課題番号 :S-20-NM-0011
利用形態 :技術補助
利用課題名(日本語) :遺伝子ドーピングモデルマウスにおけるバイオマーカー探索
Program Title (English) :Investigation of biomarkers in gene doping model mice
利用者名(日本語) :菅澤威仁
Username (English) :Takehito Sugasawa
所属名(日本語) :筑波大学
Affiliation (English) :University of Tsukuba
1.概要(Summary )
本研究では遺伝子ドーピングモデルマウスの全血から遺伝子ドーピング検査のための新規バイオマーカーを同定する事を目的として研究を実施した。
2.実験(Experimental)
遺伝子ドーピングモデルマウスの血液からタンパクを抽出し、精製後、iTRAQ法でプロテオミクス解析を行うための前処理を行った、その後、LC-MS/MS装置(ELEMENT XR)でドーピングマウスにて変動するタンパクを網羅的に解析した。
3.結果と考察(Results and Discussion)
結果では、予想と反し、大幅に変動しているタンパクは同定出来ず、2倍程度の変動のタンパクが多く同定された。またデータから、測定自体は非常に上手くいっている事が推察できたため、今後タンパクの前処理法の工夫により、タンパク同定率の向上を目指す実験を行う予定である。
4.その他・特記事項(Others)
解析にあたりNIMS分子・物質合成プラットフォームの服部氏、竹村氏の支援を受けた。
5.論文・学会発表(Publication/Presentation)
なし。
6.関連特許(Patent)
なし。