課題番号                ：S-20-NM-0054

利用形態                ：技術補助

利用課題名（日本語）    ：Renalaseの分子機能の解明

Program Title (English) ：Investigation of molecular mechanisms on Renalase

利用者名（日本語）      ：菅澤威仁

Username (English)     ：Takehito Sugasawa

所属名（日本語）        ：筑波大学

Affiliation (English)  ：University of Tsukuba

１．概要（Summary ）

Renalaseは近年同定された分泌タンパクであり、本来カテコラミンを分解する生理理作用を持つといわれていたが、その他、多種多様の作用を持つことが示唆されており、本研究ではRenalaseの分子メカニズムを探索することを目的に実験を行った。

２．実験（Experimental）

Renalase KOマウス/コントロールマウスの各組織（筋、肝臓、小腸、腎臓）を採取し、タンパク抽出を行い、プロテオミクス解析用のサンプル調整をおこなう。プロテオミクス解析を行う事で、Renalaseの未知の機能を探索する。また予備検討用のサンプルを用い、質量分析計（ELEMENT XR）に供し、プロテオミクス解析系メソッドを構築しする。

３．結果と考察（Results and Discussion）

実際の組織サンプルではまだ結果は得られていいないものの、予備検討で、質量分析計（ELEMENT XR）を使用し、多くのタンパクを同定出来る基本的なメソッドが構築出来たため、今後の詳細な解析へ十分に生かせる成果を得た。

４．その他・特記事項（Others）

NIMS分子・物質合成プラットフォームの服部晋也氏、竹村太郎氏、吉田真樹氏、高橋みどり氏の支援を受けた。

５．論文・学会発表（Publication/Presentation）

なし。

６．関連特許（Patent）

なし。